カテゴリからお察しのとおり、ゆるいクラブの完全な個人的感想です。ご了承おきください 🙂
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スイミングスクールの選手育成コースってなんですか?
今になってみれば、スイミングスクールのHPに「選手育成コース 本科○級以上、コーチの推薦者」と書いてありましたが、推薦のお話が来るまではそんなコースがあるのも知らなかったし、他の人もあまり知らないようです。
選手育成コースとはなんですか?と言われたら「スイミングスクールの選手として試合とか出るみたいです」としか答えられないド素人親なのですが、わが子の通うスクールに関して言えば以下の通りです。
「育成コース」と「選手コース」に分かれている。
「育成コース」はまさに選手を育成するコース
タイム、いわゆる「記録」は練習中に出せても認められません。公式大会として認められている競技会や公認記録会に出場してそこで出たタイムこそが自分の記録になります。ちなみに、公式大会に出るにはスイミングスクールや学校などの団体の所属選手として日本水泳連盟に毎年度選手登録する必要があります。
この公式大会に出るのに標準記録、というものが設定されていて、これをラクラククリアできていて(ギリギリではたいていのスクールでは出場させないことが多いそうです)、かつ、わが子のスイミングスクールの基準でいえば「日本水連の資格級6級以上の記録保持者」という条件と諸々条件クリアすれば晴れて選手へと昇格します。
水泳資格級とは、日本水泳連盟が制定している、全国統一の泳力評価基準です。年齢区分毎、種目・距離毎、男女それぞれタイムと級を定めています。
補足として、記録は試合当日の満年齢で認定されるそう。(数日間にわたる場合はその初日)
なので、原則として育成コースの子供は公認大会ではない地区のB級、C級(資格級5級以下)の競技会やクラブの記録会に出て公式大会の標準記録相当以上の結果を出して公式大会を目指します。
いつ推薦が来るのか?
結論から言えば、その子やスイミングスクールの現状の選手層次第になります。
というと身もふたもないので、わが子の場合で…。
年長の秋ごろに習い事デビューの第一弾として始めてからは全く才能というものを感じませんでした。まず、ヘルパー付きのクロールの級で半年間長居しました。不合格の理由が毎度同じ理由なら納得もいくのですが、毎回審査するコーチが違い、見るところもバラバラで(結局全部だめってことだったんでしょうが…)どうだったら合格にしてくれるんだよ 👿 と母子で腐っておりました。
悪夢の半年を越えてからはトントンと合格したものの、泳法コースを修了したら辞めよ!と思っていました。
いざ、合格してたまたまそばにいたスポーツ大好きママに「もうこれで辞めるんだ~」と言ったら「タイムを競う泳法育成コース(各種目の合格タイム設定がされています)に進んでからが本番なのよッ!!」とその場でわが子を猛烈に説得してわが子、その気になったので私もしぶしぶ継続…。
でもふたを開けてみれば、ほとんどの級を4歳年上の合格基準もクリアするタイムで合格していきました。
6級合格時点で素質についてはお褒めの言葉をもらい、3級頃から「育成コースというものがある。コース変更を検討してもらえませんか?」という打診がありました。結果的に1級合格のタイミングで推薦状をいただきました。小4の時でした。3月生まれとは言え、だいぶ遅いです。
推薦のタイミングは本当にわからなくて、3年生で6級から推薦が来たという子もいますし、1年生の子もいれば、高学年で1級を終えてさらにタイムを追求する段位に進んでからという子もいます。選手層が薄い時に段位の子供たちに推薦状バラマキ…みたいな荒業もあったとかなかったとか。いずれにせよ、コーチが推薦するに値するかを見極めているというのは間違っていないと思います。ちなみに、強豪クラブではありません。 🙁
立候補はできないの?
可能か不可能かはわかりませんが、個人的には立候補で入れるコースではないと思っています。親が入れたいと思っているだけならなおさらです。
もちろん、推薦で入ったからといって、はじめから全部の練習についてこれる子は多くありません。挫折して本科に戻る子もいます。
どうしても立候補したいと思うならスイミングスクールに相談する前に見学席で練習風景を見学してみると良いと思います。そして、現在の自分の子供の練習風景と照らし合わせて判断してからでも遅くないと思います。
子供自身がそう思っているならまだしも、親の意向だけであの練習量はあまりいい結果を招かないように思います。
私が見ている通常練習は全国レベルの強豪クラブのそれに比べてだいぶアマいものだそうですが、それでも強制されて始めたら間違いなく水泳が嫌いになる量を泳ぎます。
選手や育成の子供たちは本当に泳ぐのが好きな子たちばかりです。わが子も朝練で5km泳いだ後に市民プールに泳ぎに行ったりします。
「好きこそものの上手なれ」水泳を嫌いにしてしまっては勿体ないです。
たびたびわが子のたとえですが練習のながれ
わが子のスイミングスクールでの通常練習は全部で1時間半~2時間、30分陸トレのあと、1時間~1.5時間泳ぎます。週3回~6回、選択したコースにより違います。
あたりまえですが、陸トレも幼児コースみたいにアンパンマン体操なんてもんじゃなく、そもそもその体勢とるのが無理です…みたいな筋トレやストレッチをみっちり30分やります。
プールでも本科と同じ通常練習1時間におよそ5~6倍の距離を泳ぎます。3kmくらいだそうです。もっと強豪のクラブなら時間も長く、通常練習で10kmくらい泳ぐところもあるそうです。クールダウンに流して泳ぐことはあっても、自由時間は当然ないです。
見学しているこっちがオエッとなるくらいずっと泳いでいます。全力で泳いでゴールした次のスタートが5秒後…とかも普通です。
朝練で連休などの時は本科の短期教室と時間が同じ時もあるそうで、本科のお調子者の男の子が「25mを10本でもいいよ!」とドヤ顔で言ってくるらしいのですが「(ウォーミング)アップのこと?」「桁ひとつ間違ったんじゃないの?」と公式大会に出られない子が多い、育成コースの子にさえ失笑される…それくらい本科と選手育成では練習量、体力に乖離があります。
こういう情報は先輩ママやコーチが教えてくれるのか?
誰も指南はしてくれません。ただ、強豪クラブは保護者会や応援団があるそうなので、後輩ママの指南役とかはあるのかもしれないですね。あくまで、ジュニアオリンピックとか大舞台にあまり縁のないクラブのお話です。
コーチはもちろん、練習や合宿、試合は原則すべて優先参加ということや競泳水着やクラブジャージの斡旋のタイミングなど基本的なことは教えてくれますが、どうすれば公式大会に出られるようになるか?や保護者同士がどんな距離感なのか?など聞けば教えてくれるでしょうが、当然ちゃあ当然ですが、自分からは教えてくれません。こちらも、プールにいる先生をフロントから呼び出して聞くことでもないので聞けないまま…といった感じです。
先輩ママも聞けば教えてくれますが、見学席に会釈とともに近づいても「あ、誰か新しいママが来たわ」程度で、こちらからよほどガンガンいかない限りフレンドリーには話しかけてもらえないと思います。
ただ、子供も新たな環境で新しい仲間たちと頑張っているのでママも根気よく見学席に顔を出すと良いと思います。先輩ママは別に嫌っているのではないです。こちらは先輩ママに与えられる情報などないので単に相手にされていないだけ。知りたいことがあれば自分からガンガン行くしかないです。
ちなみに私はあまり話しかけるほうではありませんでしたが、ひょんなタイミングやきっかけで話せる人が現れたりするもので、半年くらいでようやく話せる人が出来ました。コミュ力高いママならもっと早く慣れると思います 😀
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