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とくダネ!でもニュースになったピースサインが危険な理由とは?
カメラやスマホで撮影するときについついしてしまいがちな「ピースサイン」。実はこのピースサインから指紋を盗まれてしまう危険があるというのです。どういうことでしょうか??
現代の画像処理技術をもってすればカメラの画像から指紋を復元することが可能!
なんと、手のひらを見せた状態で解像度の高いカメラやスマホで撮影すると、その画像から指紋を読み取ることができるというのです!
スマホのロック解除、銀行やドアなど身近なところで広く利用されている指紋認証。想像しただけでゾッとしますね。では、悪用されてしまう場合の条件も大切ですが気にし過ぎも良くありません、知っておけば安心できる条件をピックアップしていきましょう。
まずはどうなると悪用されるのか?
段階として
- 指紋画像を入手する
- 専門的な画像処理を施す
- 指紋認証システムを悪用する
という順序をたどることになります。
もっとも注意すべきは、身元と指紋が紐づいていること
SNSなどで食事会の写真をアップすると顔と指紋、SNSに過去アップされた情報(自宅からの風景や持ち物、普段の行動範囲にあるお店などの写真、ブログ)から赤の他人に身元が特定される可能性も。
とはいえ、指紋復元はそう簡単に出来る技術ではない
指紋を悪用されるまでにはいくつか条件があります。まずは、画像から読み取る技術というのは、そう簡単にできることではないそうです。
とくダネ!では2020万画素のデジカメで撮影した場合、距離1mから撮影すると認証は100%、距離3mまで離れると50%まで落ちるそうです。1mというと食事会などの場面、3mだと背景も入れ込みたい観光などの場面が多いでしょうか。50%とはいえ復元されたら2回に1回は成功されてしまうんですからロック解除までの再試行までには成功できそうですよね。
しかし、2020万画素って、いわゆるデジタル一眼レフレベルです。ちなみにiPhone7の画素数は1200万画素。食事会で撮影しても100%とまではいかないように思えますね。
ちなみに、現在流通しているテレビの画質からは読み取れないそうです。
指紋の復元は過度に心配しなくてよい?
そもそも少なくとも現状では画像処理に専門的な知識が必要なのでやってみようと思って簡単にできることではないようです。
また、その専門知識を身につけたうえで、身元が紐づいた指紋が映る鮮明画像を手に入れ、その人のスマホそのものを盗む、住所を特定する(指紋認証で入室できる住居でないと意味なし)、銀行のカードを盗むくらいのその人に対する執着もしくは、その人の資産に執着していないと成し遂げられないことです。でも、その執着を持っているのが犯罪者たちなので用心に越したことはないですね。
その他の悪用の可能性?
過去に韓国人が他人の指紋シールを指に貼り日本に不正入国したという事件も発生しています。
こうなると、身元がわかろうがわかるまいが復元されて悪用される可能性があるかもしれません。やはり、他人が自由に見られるSNSでは対策を取った方が良いですね。
指紋”盗用”対策が早くも開発済み!
実用化はまだとの事ですが、「指紋認証は可能」でも「盗用は不可能」になるドット模様が施された指紋に貼る透明フィルムが開発されています。指紋認証に生活の基盤がある方はこまめに市販化するのをチェックしておくといいですね。
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