るり渓温泉の残念ポイント3つ

サイドミラー 出かける
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京都・南丹の「るり渓温泉」に行ってみた

家族旅行は価格高騰シーズンを避けて済ませたものの、お盆休みはお盆休み。大人は家族旅行の義務も果たしたし、家でゴロゴロしたいところですが子供はとにかく退屈を訴えるもの。

ご多分に漏れずわが家も子供たちの退屈しのぎに「近場で」「格安で」「混まない」レジャーを求めていろいろ調べてみると、京都・南丹の園部に「るり渓温泉」なる総合レジャー施設がある模様。

水着で入れる温泉、温水プール

宿泊はもちろんのこと、日帰りでも温泉や温水プール、岩盤浴、マンガ図書館、カフェやバーベキュー、プラネタリウムやゴルフ、遊歩道などひとつの敷地でいろいろできるらしい。駐車場が無料なのも地味に嬉しい。

ただ、温泉って子供の性別によって父か母のどちらかが単なる一人風呂と化すところがレジャーとしてどうなの?ってところが、水着着用で家族全員でまわれるのがありがたい。

水泳帽おじさん

大阪北部の彩都からは約一時間

わが家は大阪北部なので彩都方面から豊能を抜けて目的地まで。途中、御堂筋が中央環状線と合流するあたりがやや渋滞したものの、その後は「今日は本当にお盆なのか?」くらいすいすい進みましたよ。

お盆のレジャーだし、お高いんでしょ?いえいえ、価格もお手頃

無料の駐車場は到着時間AM10:00で半分以上埋まる盛況ぶり。大浴場+露天風呂+バーデゾーン+プールの利用可(再入場は不可)で土日祝料金でも大人800円、子供400円なので大変良心的な価格設定なので地元の人の市民プール的な役割も担っているのかもしれない。

ちなみに全館利用プランという大浴場+露天風呂+バーデゾーン+プール+ランタンテラス、タオル・バスタオル・リラックスウエア(再入場可)混みのプランでも土日祝大人1,800円、子供1,300円と近場に競争相手が居なさそうなわりには良心的な価格設定。

持ち上げて落とす残念ポイント3つ

ここまで読んで「え、いいじゃん。行ってみようよ」と思った方はわりと多いかも。行ってみてもらいたい。私も一度は行ってみたらいいと思う。宿泊したわけでもないので、るり渓温泉の魅力は単純計算でも半日分しか体験していないし、施設の半分もまわっていない。何においても許せるところ、許せないところは人それぞれなので、私が残念と思ったことが「まったく問題なし!」と感じる方もいるわけで、もしそうならこれ以上ないリピ確定レジャーである。

残念1:狭い

もちろん、お盆のピーク時です。人が多いのは覚悟していたが、フォトジェニックとは対極にあるまぁまぁのボロプールにナイトプールよろしく人がギュウギュウ。まぁ、それも仕方ない。そこそこの時期なら楽しく遊べるのだろう。25mプールの5コース分くらいの大きさでうち2コースがウォーキングと有泳力者コースが占めているとしても。ちなみに浮き輪はオッケーだがビーチボールはNG。真珠貝のフロートなどおそらく一発退場必至である。

さらに、有泳力者コース(といっても25m止まらずに泳げればOK)は未就学児禁止でウォーキングは小学生未満が禁止だ。細かい。地元民の市民プールの役割説はあながち冗談でもなさそうだ。しかし、平日はともかくとして、いるのかい?今日のこのピーク時にこのコース…。

さらにさらに、のどが渇いてロッカーにドリンクを取りに行こうとしたら「水着は脱いでロッカーに行ってください」と更衣室の入り口で叫ばれる。従業員の人が親の仇のようにモップで拭き掃除をしてくれるのだが、細い通路にマットが敷かれるばかりでそもそも肝心の水着を脱ぐ場所などない。出口のカーテン一枚隔てた向こうにはオッサンもウロウロいているというのに狭い通路でババァもギャルも子供も容赦なく水着を脱がされる。うっかりドリンクひとつ忘れようものなら、びちょびちょの通路で服を脱ぎ、用事を済ませて通路でびちょびちょの水着を再び着るハメになるのだ。

まぁ、床が濡れていたら滑るし、危険。わかる。わかるけど、だったら水着を脱ぐ場所をちょっとでいいから作っておけよ。安全を重視して、というより周囲にライバルがいない独占企業ならではの「自分らの余計な仕事を増やすな」といった意味での「床を濡らすな」の喚起に感じてしまった。設計段階ではまさかこんなに従業員が作業負荷だとブーブー言うとは思っていなかったのだろう。施工主のバカ!

男の人

残念2:無愛想

プールの監視員のひとも町内会のオッサンの延長みたいな態度でカチンとくる余計な捨て台詞を添えて注意してくる。マジかよ…今のご時世、シルバー人材センターのおじちゃんだったらもっと愛想良いよ?売店でも「はぁ、私も用事あるのにまたレジにお客さん来はったわ…みなさん、お買いもの好きどすなぁ~…」とでも言いたげなフランス映画のごとき気怠さで対応するし、ロッカーの清掃員の方も前述のとおり。とにかく、フロント含めて書入れ時が頑張り時とはだれも思っていなくて「はぁ~あ、こんなに混まなくていいのに」と全員の顔に書いてある。独占状態にあるからか、時給が低いからか、地域性なのかは原因は不明だが、全体通じてこんな感じ。でも、我慢できないレベルではない。従業員の方もそのへんのさじ加減がわかったうえで自分の気力体力の省エネのため、怒られる一歩手前のクオリティーで接客している、という印象だ。

フォローするつもりが「相手みて手ェ抜いてるやろ、おまえら」みたいな感じになってしまったが、それ含め忌憚のない私の意見だ。

残念3:飯マズ

食事の選択肢は4つあるが、一つは宴会、もう一つは結構な料金を払うグランピング風BBQなので、日帰りお手軽派には「レストラン ゆすら庵」か「カフェ ガーデンズ」しかない。

わが家は「カフェ ガーデンズ」に行ったのでゆすら庵がどのようなものかは知らない。ただ、大きなどんぶり鉢で有名なうどん店プロデュースと聞いたわりには、中身のきつねのおうどんはおよそ半額の阪○そばのきつねうどんだって器を換えればこんな感じになるぜ、と思った。言っておくが阪○そばは好きだ。

当のカフェも強気の「ハンバーグランチ一択」だったので、お食事重視派は団体で宴会コースか、コスパの保障はしないがインスタ映え風BBQに賭けてみると良いと思う。

ソースによってタネの種類も変わるこだわりハンバーグとスタッフの気まぐれタイミングコーヒーに白目を剥いた2017盆

ちなみにこのハンバーグランチ、ソースはキノコかデミグラスの2種から選べるのだが、ソースしか選んでいないにもかかかわらず不思議とハンバーグのタネまで味が違うのである。イシイのおべんとくん…的な何のお肉かわからない味がお好みの方はキノコを、セブンイレブンのデミグラスハンバーグが好物という方はこちらのデミグラスハンバーグもきっとお気に召して頂けると思う。

お皿

また、ありがたいことにドリンク付きだがタイミングは店員のお任せである。たしかに、オーダーの際にタイミングを聞かれなかったが、コーヒーなら普通は食後やしな…ってことなのだろうと思っていたら、そうではなかった。半世紀近く生きてきて初めて味わった「シェフのきまぐれサラダ」ならぬ「スタッフのきまぐれコーヒー」なのである。

こちらでのサービスドリンクは、ホットコーヒーであろうがアイスクリームだろうが、ハンバーグが半分残っていても店員が出したい気分になったら提供される。ありがたく飲むしかないのである。この時は、食べるのにモタモタしていたつもりもないし、できる余地もないメニューだったのだが手元に料理が供されたらいつなんどきコーヒーを出されても良いように、サッサと無言で食べすすめるのが「吉」だ。

夫はホットコーヒー、子供らはホットココア、私はアイスコーヒーを頼み、前者二つは夫曰く「現代のようにバージョンアップする前の俺たちの学生時代のファミレスのドリンクバー味」とのこと。なんだ俺たちのドリンクバー味って?ガリガリ君の新しい味かよ?

私のアイスコーヒーは「会社で来客用に10人分まとめて淹れたが余って煮詰まったのち、氷を入れて無理やりアイスコーヒーとして自分のデスクで飲んだOL時代」味であった。いろいろトラウマがあったせいか酸っぱく、ほろ苦かったので全部は飲めなかった。有機物なら基本なんでも食べるし、アルコールもメタノールじゃなければたいてい口に入れる私が珍しいこともあったものだ。

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