葉酸を摂りいれるのは妊娠前?妊娠後?

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目次

葉酸は妊活の必須栄養素

食事でもとれるけれどサプリメントが効率がいい

妊娠前のいつから?妊娠後はいつまで摂ればいいの

まとめ

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葉酸は妊活の必須栄養素

葉酸が不足すると妊娠に起こるデメリットとは?

葉酸が不足するとDNA生合成に支障をきたします。活性化している血球合成に障害が起こり、赤血球障害や悪性貧血などの症状がおきます。不足することで赤ちゃんが育ちにくい環境になってしまう、ということですね。

また、もう一つ大きなリスクとして挙げられているのが「神経管閉鎖障害」の発生リスク。

「二分脊椎」という下半身に障害が出るものや、「無脳症」という頭部がほとんど形成されずに短期間で死に至るものがあります。日本では1万に6人の割合で起こるという報告もあります。

なので、2000年ごろから妊娠を望んでいる人や妊娠初期の妊婦の方は、1日480μgの葉酸を摂ることが厚生労働省から推奨されています。



食事でもとれるけれどサプリメントが効率がいい

葉酸は食事からでも摂取が可能です。野菜なら、枝豆、ブロッコリー、モロヘイヤ、ホウレンソウ、かぼちゃ…とくにブロッコリーは「スプラウト」だと含有量も多いのでたくさん食べやすいですね。肉類でもレバーやウナギなどはかなり多く含まれていますが、レチノールと呼ばれるビタミンA群が多量に含まれているので、過剰摂取すると胎児に奇形・先天異常などの障害が現れるリスクが高まります。レバーなどはスーパーのお惣菜の小さいパックひとつ食べると一日分の摂取量を超えてしまう可能性があるのでなるべくなら野菜で摂りたいですね。

ただ、妊娠前、妊娠初期というのは前述のとおりDNAの生合成のために大量の葉酸を消費している状態です。通常の食事以上に積極的に摂ることが大事です。

また、妊娠初期の場合はつわりで食事がとりづらい方も多くいらっしゃると思います。厚生労働省の推奨もあり、ここ10年以上前から葉酸の摂取方法の主流はサプリメントであるといえるでしょう。

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妊娠前のいつから?妊娠後はいつまで摂ればいいの?

葉酸を妊娠の1ヶ月以上前~妊娠3ヶ月の間に摂ることで神経管閉鎖障害のリスクを低減できるとされています。ただ、葉酸の積極摂取をしないまま妊娠がわかっても問題ありません。前述のとおり食事でも葉酸は摂れます。なので日ごろから栄養バランスを心がけた食事をしておけば思いがけず妊娠が分かっても心配しなくて済みますね。

ちなみに、葉酸はレチノールのように過剰摂取しても蓄積して悪影響を及ぼす、ということがないので妊娠3か月を目安にやめる、と意識しなくても問題ナシです。費用的に負担がなければ出産まで継続してもいいでしょう。

赤ちゃんの手

まとめ

  • 葉酸が不足するとDNAの生合成不全となるほか、神経管閉鎖障害の発生リスクを招く。
  • 葉酸は食事からも摂取できるが、食材には注意が必要。妊娠中は平常時以上に消費する成分なのでサプリメントを活用しよう。
  • 妊娠したいと思う1ヶ月前から摂取して赤ちゃんをベストな環境で迎え入れる準備をしよう。妊娠3ヶ月までは特に多く葉酸を消費するのでこの頃までは積極的摂取を。

できることは無理のない範囲で実践して、みなさまどうか幸せな妊娠ができますよう。






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