教師の指導に納得できなかった時の話
これまでにも何度か教師の指導に「?」と疑問や不満を感じることはあったものの、とくに意見することもないまま過ごしてきたわが家。
しかし、この度ついに苦情らしい苦情をいう機会がありました。
娘への教師の指導に納得できなかった母である私の行動を紹介します。書いているうちに長くなったのですみません、2回に分けます。今回は「娘が遭った教師の理不尽な指導の内容」、次回は「教師の理不尽な指導に対する親としての私の対処法とその結果」を紹介します。文章はときどき感情的になっていますが、実際の対処についてはかなり冷静に慎重に、かつ効果的に出来たと思っています。是非ご参考になさってください。
常日頃から理不尽な対応をしてきた教師
まず、今回の行動を起こす前に、話は年度初めのことから。その教師たちは担任ではなかったのですが、水泳の授業や運動会など学年単位で取り組むような機会にはわが子にきつい態度や口調で指導してくるうえ、誰が見てもおかしいのでは??というくらい著しく評価を下げたりしてきました。気に食わない生徒にはきつい態度や口調で応じているのは娘自身も「他の子にもやっている」と見ていたようで、いわゆる「えこひいき」。生徒で反撃できないのを良いことに好き嫌いで態度を変える、という民間企業を経験せず、いきなり一国一城の主になる教師にありがちな幼稚な人間のようです。
具体的には、水泳の授業でA、B、C、とグループ分けされたのですが、競泳をしているにもかかわらず、Aグループギリギリの評価。たまたま全国レベルの子が同級生にいたので、学年2番ではあったものの、まわりの子供たちが見ても「なんでこの子がここに入れられてるの?」とざわつく始末。
ひと掻きで進む距離も明らかに違うので「前の人が5m進んだらスタート」と指示されて、指示通りにスタートすると最初のキックで追いつく。仕方ないので、キックせず伏し浮き状態からスタートしても半分もしないうちに追いついてしまうのでまともに泳げない、という地味な虐めのようなことをされていました。
とはいえ、通知表は担任が評価するので成績には影響はなかったのですが、水泳授業でのいやがらせも他のいやがらせも女性教師二人が行っていたようです。娘は勉強は中程度、運動は全般に得意ですが、大人しい性格で授業態度も真面目だったはずです。「親の前では猫かぶっているんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、通知表にも真面目、素直という評価は毎年していただいていました。教師にわざわざ刃向うこともなかったろうに、女性教師二人は何がそんなに気に食わなかったのか?
たったこれだけで吊るし上げに
そして、その日はやってきました。
学年行事の際に私が準備物に含まれないものを持たせたのが原因でした。もともとは私に落ち度があるのですが、その持ち物というのは化粧水。娘はほぼ毎日プールに入ることから乾燥肌で、お風呂上りは化粧水とボディクリームが欠かせません。使用するものを全て持参となるとさすがに…とはいえ、肌がかゆみや痛みが出たら辛いだろう、と思ったのです。わが家ではお風呂上りや洗顔後に使う生活用品だったので、とくに学校には確認せず持たせてしまいました。だって、「歯ブラシ」と書いてあっても、歯ブラシオンリーは考えにくいですよね。風呂上りに保湿することは、それと同じ感覚だったのです。では、歯磨き粉も持ってきた子もこんな目に遭っていたのでしょうか?遭っていませんでした。でも、娘が思い出だけでなく、心も傷つけられた今となっては「なぜあの時に確認しなかったのだろう」とただただ娘に申し訳なく、悔やんでいます。
その持ち物を運悪く、女性教師に見咎められたのです。巻き舌で恫喝されたうえ、もう一人の女性教師には全生徒の前で唐突に「みなさんに残念なお知らせがあります」と突然の吊るし上げ。
「しおりに書いていないモノを持ってきた人がいます。誰とは言わないですが、誰と教えてしまいたくなるようなモノを持ってきました」と。さらに、担任教師から「余計なことをするな!」と怒鳴られ、あとから担任教師から聞いたら娘は半泣きの状態だったようです。男性である担任もえこひいきがひどかったものの、娘のことは普段は「ひいきしている方」だったのですが、前年度と今年度の学年主任の二人の女性教師にプレッシャーをかけられ出た言葉が「余計なことをするな!」。翌日以降もイライラして生徒全体に当たり散らす始末、後の電話での会話も論点がずれており、指導力以前にヒューマンスキルに問題があるのは明らかでしたが、担任であり、普段は娘をひいきしているので残り数か月、今回はあえて放置しました。
今回の経緯をまとめると、
- 教師たちは「歯ブラシ」しか持ち物に書かなかったにも関わらず、歯磨き粉を持ってきた生徒たちを叱らなかった。(娘はもう怖くて使わずに歯みがきをしたそうです)
- にもかかわらず、乾燥肌が原因と娘が理由を申し出ても受け入れず、化粧水は巻き舌で叱責。怖くて反論できずにいるとその後の聞き取りを放棄し、部屋に追い返した
- 指導に対する娘の納得もないまま、全生徒の前で匿名とはいえ吊るし上げ。ゲーム機やマンガなど明らかな違反行為とはいえないにもかかわらず、「誰とは言わないですが、誰と教えてしまいたくなるようなモノを持ってきました」と誇張表現をした。
- 娘が最初の指導で、すでに化粧水が「持ってきてはいけないもの」と教師たちが判断していること、それに自分が違反したことを理解しているにもかかわらず、吊るし上げ、傷ついた娘に担任教師はフォローもないどころか、さらに追い打ちをかけた。
- ここまでの大規模な指導を行わなければならないような違反に対し、保護者である私には現地からはもちろん、帰宅後も何の報告もなかった
家に帰ってきた娘は無表情で「楽しかったよ」と、私のために嘘をつきました。でも少しして、自分の(というか私の)したことの違反の程度に対しての仕打ちにやっぱり納得できなかったのでしょう、この経過を報告してくれたのです。
年を取ると許せることも多くなるもの。私も短気な方でしたが、この年になって自分に起きたこと、されたことで怒ることってあんまりありません。それでも怒る時、最近の自分が腹が立ったことって、全部「娘たちが悲しい思いをしたこと」なんですよね。行動を起こすまでの1週間、ずっと心がモヤモヤ、チクチク…。
もともとは私の不注意が招いたことだというのは重々承知しています。でも、親と一緒に荷造りしろ、と指示しておいて一番教師たちの怒りをぶつけやすい生徒自身の不注意に転化してしまうシステムってなんででしょう?小学校とはいえ最高学年になると親の不注意まで背負わないといけないモノなのか??
3度もの叱責を繰り返すほどの違反行為を生徒が「親の指示」と言ったなら、なぜ現地から自宅に電話してこなかった??その場ならすぐに母の私の落ち度です、と詫びることもできたのに。
春からの不当行為も加わって、これは単なる教師たちのイライラをぶつけられているだけに過ぎない!と、もう我慢できませんでした。でも、下にも娘がいる。民間では考えられないようなまるで自分も小学生であると錯覚しているかのような幼稚な虐めをいい大人が職務をかさに着て好き放題するような教師たちです。もはや児童人質状態です。
小学生女子が教師になったようなモノ。今後のリスクを考えると何やってくるか怖い。でも、不当な扱われ方をこのままにはしたくない。殴ってきたなら、その分と同じ力で殴り返したい。作用・反作用。因果応報。私は市の教育委員会に電話することに決めました。
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