目次
派遣の案件エントリーどうしていますか?
派遣社員として働く場合、まずは(1)派遣会社へ登録 (2)募集案件にエントリー この2つが最初にすることです。
まったくの初めてからの場合は、まずはリクナビ派遣やはたらこねっとといった求人サイトから検索するのが良いと思います。
良い派遣会社、悪い派遣会社、というような評価は一様にできるものではなく、同じ派遣会社でもカウンセラー、コーディネーター、営業担当者によって相性もありますし、タイミングや競合している応募者にもよるので、ゼロからスタートならまずは「求人が自分にマッチしているか」で探し始めることから始めればいいと思います。
逆に、何社か派遣登録している方は派遣会社のお仕事検索サイトから探すほうが効率が良いです。リクナビ派遣などの求人サイトに出していない案件だったり、いずれ求人サイトに載る案件でも自社のサイトに掲載するタイミングのほうが早いことが多いからです。
私の求人検索
私は、大手に区分される派遣会社5社に派遣登録しているので、まずは各派遣会社の求人検索で条件を絞り込んでマッチするものはバンバンエントリーします。これを複数社で行うので、多いときは計10件以上エントリーすることもあります。
Point1 100%マッチを求めない
ここでは「100%マッチする案件を求めない」ということを頭においてエントリーします。「時給面で希望より下がるけど、これくらいなら譲歩できるかなぁ~」くらいのものはバンバンエントリーします。こっちが「エントリーしてもいい」くらいの気持ちでも選考から漏れることは全然ありますし、派遣会社から電話で詳細を聞くうちににやっぱり譲れない、と思ったら、そのときに素直に話して辞退すればいいはなしなので。派遣会社も複数エントリーは織り込み済みです。
私は派遣会社のサイトでのエントリーは「私、いまお仕事探しています!」というアピールの意味も込めて行っています。その案件を紹介してもらうに至らずとも、他のお仕事を提案してもらえ、そのコーディネーターさんのマッチングの選択肢に自分という人間を入れてもらえるいいきっかけづくりになるからです。コーディネーターさん一人でも自分が求職中であると認識してもらえると紹介件数はぐっと増えます。なので、マイページのステータスを「求職中」にしておくだけでなく、譲れるところは譲って何かしらにエントリーしてください。とくにコロナ禍で求人案件が激減しているなかステー宅変更だけでは不十分です。ステータス変更だけでは、希望しているエリアだけでも何百人、都会なら何千人かもしれない派遣登録者のなかから良質の案件を紹介してもらえるのはなかなか難しいと思います。
ならば、と直接電話で「求人募集中です!」とアピールするのもありかもしれませんが、私はしたことがないです。それは、Web上でのエントリーに対してのリアクションや担当者の受け答えから、全コーディネーターに私が求人募集中であると周知されているわけではないという体感があるからです。その案件の部門担当者と連携部門が認知するにとどまっている印象です。そのため、Webでのエントリーが済んだら、あとは気付いてくれるの待ち、という方法をとっています。手間の費用対効果の観点から、です。
Point2 同一案件の重複エントリーは避ける
派遣会社に複数登録していると、明らかにA社とB社とC社が同じ案件を募集している、と推測できる求人を目撃することがままあります。そして、A社とB社から同じ日に電話で紹介を受けることもあります。
ですが、どうしても社内選考突破したい!と思って複数社で意図的にエントリーしてはいけません。私がこれをやって両社で社内選考通過してしまい、面倒な目に遭ったことがあるからです。
このときは、B社から「派遣先様から『A社の提案してきた人と酷似したキャリアの人だが同一人物ではないか?』という問い合わせが来ている」、と言われ、社内選考を同時に通過したためにこのような事態になった、と気づきました。派遣会社にも派遣先にも迷惑をかけてしまうのでどうしても重複エントリーしたいなら派遣会社にその旨伝えておけば、そういった事情込みで調整してくれるでしょう。
そんなこと言って派遣会社の人の印象が悪くなってしまわないかな?と心配されるかもしれません。もちろん、内心むっとする方もいるでしょうが、そんなことを気にしていては派遣社員をさばけないし、派遣会社も派遣社員をキープにしたり、補欠者にしたりしているのでお互い様です。そういうかけひきを織り込み済みで素直に自分の作戦をつまびらかにしてしまうほうが、うまくいくことが多いように感じています。
Point3 派遣会社には現状を正直に伝える
さて、リクナビ派遣や派遣会社の求人検索で複数社エントリーすると、なにかしらのリアクションがあります。
応募案件の詳細説明
応募した案件に、あなたのキャリアがマッチしていると派遣会社が感じたら、電話で連絡が来ます。その時に、サイトには載っていない詳細や募集の背景など説明してもらえますし、こちらからの質問にも答えてもらえます。また、リクナビ派遣などからのエントリーでその派遣会社に登録していないなら、派遣登録を促されるでしょう。
応募いただいた案件は現在他の方で選考が進んでおります
派遣会社からのエントリーの場合、回答がメールだったり、無言で募集案件の進捗を示すステータス画面から知ることもありますが、リクナビ派遣からのエントリーだったり、当該案件は紹介できないが、他の案件で紹介可能なものがある場合は、電話で別件を紹介してもらえることがあります。ここで紹介してもらった案件は高確率でお話が進むことが多いです。とはいえ、もちろん社内選考で外れることもありますので100%ではありません。
他に進んでいるお話はありますか?には正直に回答する
エントリーした案件が社内選考に進む段階で聞かれることが多いのがこちら。他社などで話が進んでいる案件がないかの確認です。
こまかく説明する必要はありませんが、「社内選考中です」「職場見学の調整中です」など正直に報告するほうがいいと思います。複数のエントリーに対して優先度を聞いてくる場合もありますが、これも正直に答えています。不利に働いている場合もあるかもしれませんが、こちらとしても、A社からエントリーした就業先甲社が第一希望で職場見学が3日後なのに、B社からエントリーした乙社にも第一希望です、と伝えたがために翌日に職場見学を設定されてしまい、乙社を甲社がダメだった時のいわゆるすべり止めにできなくなるケースも考えられるからです。もちろん、「返事をあと2日待ってくれ」ということもできるかもしれませんが、かなり印象が悪くなるのと、職場見学後に営業担当者に直接その旨伝えて了承してもらいにくいのでは?と思っています。
他社で進んでいる案件があるなら優先度を下げられるのでは?という懸念もあり、実際そうなることもあるとは思いますが、これもまた一概には言い切れないと思います。他社で話が進んでいるものがあるが一番最初にOKの返事をくれたところに行く、と正直に話して1日に3社と職場見学してその日に3社からOKが出たということもありましたので、その案件にマッチした人材からどのくらい募集が来ているかにもよりますし、こればっかりはタイミングと自分が第一候補になれるか?の運です。
案件がなくなりました
社内選考を突破して、職場見学の日程確認中、という段階になってこれを言われて話が霧消することがあります。
まぁ、本当にそういうこともあるでしょうが、どうもこれは自分より優先度の高い社内選考通過者がいて、自分はその補欠…という場合におきているようです。
一度、C社のコーディネーターさんからノリノリで「キャリアにめちゃくちゃマッチしていますよ!」と電話での紹介があった案件にエントリーしたのですが、その後の営業担当者からは歯にものが詰まったような話し方で「〇月〇日までには日程などなんらかの報告ができると思います」とモゴモゴと説明され、なにやら様子がおかしいな、と思いつつもそのまま待機することにしました。また、その30分後にD社から同じ案件の紹介電話をくださったのですがD社さんには、素直に話してお断りをしました。
すると、どうでしょう。期日の〇月〇日にはC社から「案件がなくなりました」との連絡。嘘でしょ?と。でも、気を取り直して遅れて紹介電話をくださったD社にその旨説明すると「あ、それぶっちゃけると他の方でいったん決まったんですけど辞退されたんです。なんならウチからいきますか?」と。結果、D社から紹介してもらい就業が決まったことがあります。
結果的は、就業に結びついて良かったケースではありますが、この件を機会に職場見学までやたら日にちが開いていたり、進捗がわかるまでに日数がある場合、やけに歯に物が詰まった言い方をしてきたとき、は「案件がなくなるケースはありますか?」など(私は補欠ですか?)の意図を含めて聞いています。返答はケースバイケースです。
それと、職場見学からのOKが出ても油断ならないのが、このコロナ禍の派遣社員事情。それはまた後日。読んでいただきありがとうございました。良い就業先に出会えますように。
コメント